院長(長屋 憲:ながや けん)紹介

なぜ内科・産婦人科・心療内科なの?

もともと産婦人科で妊娠・分娩が専門です。妊娠中は、内科、外科など多くの合併症について診療の実際を産科医が担当

することが多く、その中で「家庭医」としての基礎と応用を習得しました。特に、糖尿病については妊娠時に最も厳密な管理を

必要とします。日本産科婦人科学会の随時血糖による妊婦健診時の糖尿病スクリーニング方法は、院長が提唱しました。

一方、東大病院に更年期外来を設置した際から心身医学を修得しカウンセリングの技法を身につけつつ、保健所長を歴任の際に地域における

心の問題が根強いことを知りました。医療の助けを受けずにいる地域の人々とのパイプ役を担うことが出来ればと心療内科も併設しました。

 

その他の専門領域は?

保健・医療システムの研究者、提唱者として著作や講演活動に奔走しています。妊産婦死亡の研究や総合周産期母子医療センター設立に際しての役割以外にも、健康危機管理体制のあり方について全国の自治体で講演し啓蒙を行っています。中野区に設立された(株)医療情報研究所の所長も兼任しており、医療事故における提訴例の鑑定や医学検証のあり方に関する研究、また、漫画やテレビドラマの監修などもしています。

 

今、興味を持っていることは?

診療所を設置した吉祥寺の街を、もっともっと住みやすく魅力的な街にしたいと思っています。お祭や地域の行事を担っている「吉南」という団体の活動や商店街の集まりを通して、役に立つことが出来ればと考えています。また、あまりお酒は強くはないのですが、三ツ矢銘酒会という日本酒の文化を守る会に所属しています。ここでの活動を通して、日本酒の良さを広めることが出来ればと思います。

 

略歴は?

昭和57年東京大学医学部医学科卒業。東大病院研修医、愛育病院、茨城県立中央病院医員、東大病院助手、国立病院医療センター、旭中央病院主任医員、武蔵野赤十字病院副部長、関東逓信病院、日立総合病院医長、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部主任研究官、狭山保健所長、朝霞保健所長を経て、平成14年5月より吉祥寺南町診療所長兼(株)医療情報研究所所長。

外来、手術、当直などでお手伝いした病院が50以上あることが、ちょっとした自慢です。

現在、日赤医療センター非常勤職員、日本健康科学学会常任理事、帝京大学非常勤講師、東京産婦人科医会理事などを併任、医学博士

論文以外の主な著作には、「日本の母体死亡」の編集、「よくわかるサプリメント」の発行、「ブラックジャックによろしく!」の監修など。